誰もが迷うであろう通貨ペア選びは
この記事を見ればOK!
こんにちは!もっちゃん(@mottyanda)です!
今回は通貨ペアに関して話していきたいと思います。
・おすすめの通貨ペアどれなの?
・通貨ペアの特徴は?
・通貨ペアの選び方を知りたい!
このような疑問を解決しますよ!
FXをやるにあたって、どの通貨ペアを選んでトレードを行ったらいいのか?特に初心者の方は迷うはずです。
通貨ペアには組み合わせ次第で100種類以上もの数があります。そんなにも多くの通貨ペアを監視できないですよね?
そこでこの記事では、通貨ペア選びの手助けになるようにおすすめの通貨ペアを紹介します。
また、各通貨ペアの特徴も詳しく紹介していますので、通貨ペア選びに悩んでいる方は是非参考にしてみて下さいね。
- おすすめの通貨ペア
- 各通貨ペアの特徴
- 通貨ペアの選び方
それでは早速見ていきましょう!
FXのおすすめの通貨ペアはこれだ!
まずいきなりですが、おすすめの通貨ペアをズバリ言ってしまいましょう。
おすすめの通貨ペアは、
THE ドルストレート
になります。
またその中でも特に初心者の方におすすめの通貨ペアは、EUR/USDとUSD/JPYになります。
なぜドルストレートがおすすめなのか?
また、ドルストレートの各通貨ペアの特徴を詳しく紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみて下さいね!
FXにおける通貨ペアとは?
通貨ペアの紹介の前に、通貨ペア自体について簡単に説明しておきたいと思います。知っている方は飛ばしてもらっても構いません。
通貨ペアは、売買する2つの通貨の組み合わせになります。
表示されている通貨ペアの左側の通貨を基軸通貨と呼び、右側の通貨を決済通貨と呼びます。
- USDを買ってJPYを売るなら、「USD/JPYを買う」や「USD/JPYをロングする」
- USDを売ってJPYを買うなら、「USD/JPYを売る」や「USD/JPYをショートする」
各通貨ペアの特徴
世界には様々な国があり、通貨にもいろいろなものがあります。
その中でも比較的流通量が多い通貨がこちらになります。
英字 | 日本語 | 取引シェア |
USD | アメリカドル | 44% |
EUR | ユーロ | 16% |
JPY | 日本円 | 11% |
GBP | イギリスポンド | 6% |
AUD | オーストラリアドル | 3% |
NZD | ニュージーランドドル | 1% |
CAD | カナダドル | 3% |
CHF | スイスフラン | 2% |
アメリカドルが圧倒的だね!
ではここからは、比較的メジャーな各通貨ペアの特徴を詳しく説明していきたいと思います。
USD/JPY(ドル円)の特徴
USD/JPYは、世界の基軸通貨である「米ドル」と、日本人が使用している「日本円」のペアになります。他のユーロやポンドなどの通貨ペアに比べてボラティリティが小さめで、値動きも比較的緩やかで初心者が最初に見るべき通貨ペアとして非常におすすめです。
値動きが他の通貨に比べて緩やかですが、世界情勢や指標などファンダメンタルズ的な要素で大きく動く可能性ももちろんあります。
ドルと円が絡んでいるので、東京時間だけでなくロンドン時間やニューヨーク時間も動きやすい通貨ペアでもあります。
実際のUSD/JPYチャート
実際のUSD/JPYのチャートをテクニカル的に見てみましょう。
2012年~2014年はアベノミクスが影響し円安が続いてました。
その後2015年から現在(2019年)までは大きな三角持ち合い(レンジ)になっていますね。この大きな持ち合いの中にいるという意識をしながらトレードしていきましょう。
もっちゃんがFXを始めたのが2012年頃なのですが、あのときはわかりやすい上昇トレンドでしたね~
EUR/USD(ユーロドル)の特徴
日本人だとUSD/JPYに目がいきがちですが、実はEUR/USDが取引量世界No.1で、最も多く取引されている通貨ペアになります。(通貨ペアの取引量は後ほど紹介します)
EUR=欧州 USD=米国 になるので、やはりロンドン時間~ニューヨーク時間にかけて動きやすいという特徴があります。トレンドも発生しやすく伸びやすいという面もあり、多くのトレーダーが取引しているというだけあり、テクニカル分析も効きやすいと言われています。
また、特に米国や欧州の経済指標に影響を受けることになります。米国や欧州の経済指標には重要なものが多く、トレードされる方は必ず経済指標スケジュールを前もってチェックするようにしておきましょう。
実際のEUR/USDチャート(月足)
2014年に大きな下落の波ができています。その後はレンジになり上昇もしていますが、ダウ理論的に言うと月足はまだまだ下目線の中なので下方向が有利です。直近(2018年~2019年)でみてもじりじりと下げてきていますね。
GBP/USD(ポンドドル)の特徴
このGBP/USDは、EUR/USDとUSD/JPYに次ぐ3番目に取引量が多い通貨ペアになります。
GBPという通貨自体がボラティリティが高く、他の通貨ペアと同じようなトレードを行うとすぐに大きな損失を被る恐れがあるので、資金管理をしっかりと行った上でトレードしなければいけない通貨ペアになります。
米国や欧州、そして英国の指標に強く影響を受けやすく、動くときは短時間で数百pips動くことも多々あるので、必ず指標のチェックは行いましょう!
実際のGBP/USDチャート(月足)
比較的綺麗な下落トレンドの波の中にいます。直近では2016年の安値で反発中。今後は安値を更新してくるか、反発していくか注目ですね。
AUD/USD(オーストラリアドル米ドル)の特徴
AUD/USDはAUDが高金利通貨ということもあり、スワップポイント目的で取引するトレーダーも多いと言われています。最近は昔に比べ米ドルの金利が上昇していることから、AUDとUSDの金利差が狭まりスワップポイント自体は少なくなっている傾向にあります。
どちらかというと現在は、金利が低い日本の通貨であるJPYとの組み合わせであるAUD/JPYのほうが、スワップポイントをより多くもらえるのでそちらのほうがスワップトレードに向いている傾向にあります。
またオーストラリアは資源国のため原油価格などにも影響を受けやすい通貨ペアとなっていて、石油の消費が多い中国の景気の影響も受けやすいと言われています。
実際のAUD/USDチャート(月足)
月足レベルで綺麗な下降トレンドを描いていますね。今後もこのまま下降トレンドが続いていくのか?
NZD/USD(ニュージランドドル米ドル)の特徴
こちらのNZD/USDは、基本的にAUD/USDと同じような動きをします。また金利も同じように高めで、スワップポイント狙いにも向いている通貨ペアになります。ただ、取引量自体はドルストレートの中でも少なめになっています。
実際のNZD/USDチャート(月足)
上のAUD/USDのチャートと同じような形ですね。こちらのほうは綺麗なトレンドではなく、レンジ気味になりながらも下落している状況です。現在は2015年の注目の安値付近に来てます。抜けるのか反発するのか?
USD/CAD(ドルカナダ)の特徴
カナダドルは天然ガスや石油などの資源を多く輸出している国で、オーストラリアドルなどと同様に資源国通貨と言われています。資源価格の影響を受けやすいと言われていますが、経済自体が安定していてオーストラリアなどに比べるとそこまで影響は大きくありません。
また、カナダドルは隣国であるアメリカの経済に影響を受けやすい通貨でもあります。取引量自体はドルストレートの中でも少なめで、変動幅も大きいので難易度が高いと言われていますが、その分大口のトレーダーに影響されにくいとも言われています。
実際のUSD/CADチャート(月足)
上昇トレンドの波の中でレンジになっていますね。大きな目線は上で意識しておきたいです。
USD/CHF(ドルスイス)の特徴
スイスの特徴は「永世中立国」ということですね。世界的に不安な要素があった場合に、避難通貨としてスイスフランが買われることが多くなります。安心通貨ということもあり、ボラティリティも小さめで値動きも比較的安定しています。
また、スイスはEUに加入していないのですが、周りがEU加入国ということもあり、貿易の関係でEUの経済に影響を受けやすくなっています。
永世中立国というのは、戦争などがあってもどこの国の味方にもならず、中立の立場を取る国ということだよ!
実際のUSD/CHFチャート(月足)
永世中立国というだけあって基本的に値動きは安定していますね。
2015年にスイスフランショックという出来事がありました。その後は比較的安定した値動きを取っていますが、今後もいつどうなるかわかりません。
どの通貨にも○○ショックなどのイレギュラーな出来事があるかもしれませんので、そのことを常に頭に入れておき、損切りだけはしっかりと設定してトレードを行うようにしましょう!
EUR/JPY(ユーロ円)の特徴
ドルストレートではありませんが、通貨ペアの中でも比較的取引量が多いユーロ円についても見ておきましょう。
ユーロ円というのはその通貨ペア自体が存在するのではなく、ユーロドルとドル円を掛け合わせた通貨ペアになります。他のクロス通貨も全てそのようにドルストレートの通貨ペアを掛け合わせているのです。
なので、ユーロ円というのはユーロドルとドル円を意識することも重要になってきます。ユーロドルが上昇してドル円も上昇となると、ユーロ円は強い上昇になるということですね。
これを通貨の相関性といいます。
通貨の相関性をガッツリ意識してトレードする人もいます。
もっちゃん自身は通貨の相関性は気にしません。
実際のEUR/JPYチャート(月足)
直近では下落していますが、大きく見るとWトップのようにも見え、明確なトレンドは出てないように見えます。ドル円とユーロドルの月足チャート自体がどちらもはっきりとしたトレンドは出ていないので、ユーロ円もこのようになっているということですね。
FXでテクニカルが効きやすい通貨ペアの選び方
上記では主にドルストレートの通貨ペアの特徴を説明してきました。そこにも理由があるのですが、それはドルストレートの通貨ペアというのは他と比べて取引量が多いということです。
取引量が多いということは比較的自然な値動きでテクニカル分析も効きやすく、チャート分析がしやすいということにもなります。
なのでトレードする通貨ペアの選び方として「通貨ペアの取引量」が非常に重要になるということです。
通貨ペア取引量ランキング
国際決済銀行が2016年に集計している通貨ペア別の取引量ランキングというものがありますので載せておこうと思います。
順位 | 通貨ペア | 取引量(10億ドル) | シェア |
1 | EUR/USD | 1173 | 23% |
2 | USD/JPY | 902 | 18% |
3 | GBP/USD | 470 | 9% |
4 | AUD/USD | 266 | 5% |
5 | USD/CAD | 218 | 4% |
6 | USD/CHF | 180 | 4% |
7 | EUR/GBP | 100 | 2% |
8 | EUR/JPY | 79 | 2% |
9 | EUR/CHF | 44 | 1% |
参考:国際決済銀行(BIS) 2016年調べ
これをみると、上位をドルストレートが占めているのがわかるかと思います。
それだけドル絡みの通貨ペアは多くのトレーダーに取引されていて注目されているので、テクニカル分析も効きやすくおすすめの通貨ペアになるということですね。
また、ドルの次に流通量が多いユーロ絡みの通貨ペアがその後に続いています。スイングトレードをする方など、ドルストレートだけじゃ監視通貨ペアが少ないと思う方はユーロ絡みの通貨ペアも監視の対象になるかと思います。
監視する通貨ペアはどれくらいがいいのか?
様々な通貨ペアを紹介してきましたが、じゃあ監視するべき通貨ぺアの数はどれくらいがいいのか?それは、
監視する通貨ペアの種類はトレードスタイルによって変える
という方法がベストだと思います。
具体的には、
- スキャルピングなどの短い足でトレードする方は少ない通貨ペアに絞る(1~2通貨ペア)
- デイトレードなどの、スキャルピングより少し長めのトレードをする方はもう少し多め(3~7通貨ペア)
- スイングトレードなどの長い期間をトレードされる方は多くの通貨ペアを監視(10通貨ペア以上)
このような感じで、トレードスタイルによって監視する通貨ペアを変えていくのがベストだと思います。
通貨ペア選びの前に、まずは自分にあったトレードスタイルを選ぼう!
FXのおすすめ通貨ペアまとめ
以上がおすすめの通貨ペアに関しての説明になります。
まとめますと
- 通貨ペアは取引量で選ぶのがテクニカル分析も効きやすく良い
- ドルストレートがおすすめ
- その中でもEUR/USDとUSD/JPYが初心者の最初に選ぶ通貨ペアにおすすめ
- 自分のトレードスタイルに合わせて監視する通貨ペアを決めよう!
この記事が通貨ペア選びに悩んでいる方の参考になると嬉しいです。
それでは今回も最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
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