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FXのダウ理論とは?どこよりもわかりやすく本当の使い方教えます!

絶対に外せないテクニカル分析はこれだ!

もっちゃん

こんにちは!もっちゃんです!

今回はFXにおけるダウ理論について話していきたいと思います。

もっちゃん

・ダウ理論って何?

・ダウ理論ってどうやって使うの?

・ダウ理論の使い方が知りたい!

このような方の疑問にお答えしますよ!

プロフィール

「ダウ理論」って文字からして難しいイメージではありませんか?

しかし、実際は全く難しくはなく、トレードを行う上で絶対に必要なテクニカル分析になるので、FXをされる方全員に知っておいてもらいたいものです。

大げさかもしれませんが、FXにおけるダウ理論というのは、人間が呼吸するのと同じレベルで大事だと思っています。

もっちゃん

とにかく重要なんで、絶対に覚えて帰ってよ!?

ということで、この記事を読んで得られるものは次の通りです。

この記事を読んで得られるもの
  • ダウ理論の知っておくべきことがわかる
  • ダウ理論の本当の使い方が分かる
  • 実際のリアルチャートでの使い方が分かる

実際に僕自身も昔からずっと使い続けており、ダウ理論があるからこそ今まで大きな負けもなくトレードができていると実感しています。

そこで今回はどこよりもわかりやすく優しく、ダウ理論に関しての解説をしていきたいと思います。

本記事の内容
  • ダウ理論とは?
  • 目線を固定する方法
  • 実際のチャートでダウ理論を解説

ダウ理論の本当の使い方を知ることによってあなたのトレード人生が劇的に変わる可能性もあります。

ぜひ、ゆっくりでもいいので最後まで読み進めてみて下さいね!

もっちゃん

では、ダウ理論について解説していきますね!

目次

FXにおけるダウ理論とは?テクニカル分析の基礎中の基礎!

まず、ダウ理論の基礎的な内容を説明しておきたいと思います。

ダウ理論というのは、チャールズ・ヘンリー・ダウさんという方が提唱された理論になります。

【チャールズ・ヘンリー・ダウ】

19世紀に活躍した新聞記者。主にニューヨークの証券取引所で相場関連の記事を執筆。

その取材の経験から、「株価は全ての事象を織り込む」というダウ理論を提唱。

参考:wikipedia

このダウ理論は、もともとは株式市場において使われていたのですが、株やFXなどのどの市場においても通用すると言われています。

また、様々なテクニカル分析の基礎とも言われていて、どのテクニカル分析よりも最優先で覚えておくべきテクニカル分析になります。

そして、このダウ理論が提唱されたのが19世紀ということは約100年以上も前のこと。

それほど前からある理論なので、多くのトレーダー達がその存在を知っています。

多くのトレーダーが知っている=ダウ理論を使用して相場を見ている人が多い

つまり、相場ではこのダウ理論が非常に意識されやすいのです。

ダウ理論を理解して相場を見ていくことで、利益を出し続けるトレードが可能になります。

FXのダウ理論の6つの法則

では、ここからダウ理論の詳しい内容について説明していきたいと思います。

まず、ダウ理論には6つの法則があり、内容としては以下になります。

  1. 平均価格はすべての事象を織り込む
  2. トレンドには3種類ある
  3. 主要トレンドは3段階からなる
  4. 平均は相互に確認されなければならない
  5. トレンドは出来高でも確認されなければならない
  6. トレンドは明確なシグナルが発生するまで継続する

おそらく、これだけ見ても何が言いたいのかよくわからないでしょう。

なのでこれから一つずつ説明していきますが、この中で一番重要なのは⑥番目の項目になり、ダウ理論の核心部分なので、最初はこれだけは覚えておいてもらいたいです。

もちろん他の5つも覚えてもらいたいのですが、ダウ理論をあまり知らない人や、うまく活用できていない人はまず⑥番目だけをしっかりと覚えておきましょう!

後ほど⑥番目を詳しく解説していきますが、先に①~⑤番目までを簡単に説明しておきたいと思います。

もっちゃん

では、6つの法則を見ていきます!

①平均価格はすべての事象を織り込む

結局はチャートにすべて現れる

どんなファンダメンタルズ的な経済の状況も、すべて値動きとなってチャートに現れるということ。つまり、しっかりチャート分析をしよう!ということになります。

 以上!

もっちゃん

さくさくいきますよ!

②トレンドには3種類ある

マルチタイムフレーム分析は必須

トレンドには大きく分けて3種類のトレンドがあります。

  • 主要トレンド(長期)⇒週足や月足レベルの1年以上の時間軸
  • 二次トレンド(中期)⇒日足や1時間足レベルの数週間~数ヵ月の時間軸
  • 小トレンド(短期)⇒分足レベルの数週間以下の時間軸

トレンドにはこのように大中小があり、それぞれのサイズのトレンドをしっかりと意識することが大事だということです。

つまり、マルチタイムフレームでの考え方が重要だということです。

マルチタイムフレーム分析については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!

もっちゃん

マルチタイムフレーム分析もダウ理論と同じく、トレードで勝つために必須の項目になるので、必ず活用しましょう!

③主要トレンドは3段階からなる

伸びるところを狙え

一つのトレンドは3段階に分けられるということ。

  1. 先行期⇒一部のトレーダーが買いを入れてくる場所ですが、まだ多くのトレーダーは様子見をしている場所
  2. 追随期⇒ここから本格的な上昇が開始し、多くのトレーダーが参入してくる場所
  3. 利食期⇒買い遅れた一部のトレーダー達が参入してくる場所でもありますが、先行期や追随期から買っていたトレーダー達が利益確定してくる場所

この部分に関しては、実はエリオット波動とも共通している部分が多いですね。

つまり、一番伸びる追随期を狙ってトレードしよう!ということです。

投資名言:頭と尻尾はくれてやれ

④平均は相互に確認されなければならない

他通貨ペアから分析せよ

一言でいうと、FXでは相関性のある通貨ペアをチェックしようということですね。

ドル円でトレードするならユーロドルも。

ユーロ円でトレードするなら、ユーロドルとドル円も。

もっちゃん

もっちゃんはあまり意識していませんが、相関性だけでトレードしている方もいます

⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない

出来高=売買が成立した株数

しっかりとしたトレンドが発生するときは出来高も多くなるということです。

ただし、FXでは出来高を確認するのは難しいため、この法則は他の基本法則に比べて需要度は低いといえます。

トレンドは明確なシグナルが発生するまで継続する

さて、お待たせしました。ここからがこの記事の本題になります。

ダウ理論で最も重要な6番目のトレンドは明確なシグナルが発生するまで継続する」について説明していきたいと思います。

これは一言で言うと、「目線を固定できる」ということです。

これが理解できれば

「う~ん、これから上昇していきそうだし今は買いかな・・・?」

「ここまで上がってきたから、そろそろ売りでしょ!」

このような値ごろ感トレードをすることは一切なくなります!

トレードにおいて安定して利益を出し続けるためには、現在の自分の目線をはっきりと決めておくことが重要です。

目線に正解はありませんので、自分自身で決めるしかありません。

勝てるトレーダーになるために超重要なポイントなので再度言います。

いつも、その場その場で売ろうか買おうか迷っていませんか?

「目線の固定」が重要ですよ!

というわけでここから、目線の固定をするために必要な「トレンドは明確なシグナルが発生するまで継続する」について解説していきたいと思います。

ダウ理論におけるトレンドの定義

まず初めに、ダウ理論におけるトレンドの定義について最低限理解しておかなければいけません。

上昇トレンド=高値が切り上がり、安値も切り上がっている状態
下降トレンド=安値が切り下がり、高値も切り下がっている状態

つまり

上昇トレンドなら、高値と安値が切り上げり続ける限り買い目線。
下降トレンドなら、高値と安値が切り下がり続ける限り売り目線。

ここまでは比較的わかりやすいと思います。

念押しでもう一度。

上昇トレンドなら、とにかく買い目線ですよ?

下降トレンドなら、とにかく売り目線ですよ?

上昇トレンド中の戻しを短期的に売るというのは、今上昇トレンド中だということを頭に入れてエントリーするのであればよいのですが、初心者の方やまだ安定して勝てていない方は、そこはトレードしないようにしましょう。

これは少しでも早く安定した利益を出し続けるためにかなり重要になります。

明確なシグナルとは?

押し安値 戻り高値

そして、「トレンドは明確なシグナルが発生するまでは継続する」明確なシグナルとは?

これはトレンドが崩れた(トレンドの定義から外れた)ということです。つまり、

目線の切り替えをする場所になります。

ここが非常に重要なポイントです!

最初は理解するのに時間がかかるかもしれませんが、ダウ理論を使ってトレードで利益を上げるために避けては通れないところなので、ゆっくりでいいので理解していきましょう。

もっちゃん

慌てない慌てない!

では、どのようになるとトレンドが崩れたといえるのかを説明していきます。

ポイントは、

上昇トレンドの場合、最後につけた高値の一つ前の安値

下降トレンドの場合、最後につけた安値の一つ前の高値

になります。

それぞれ名前もあり、押し安値戻り高値と呼びます。

もっちゃん

この言葉はダウ理論を利用するにあたって非常によく使われる言葉なのでしっかりと覚えておきましょう!

そして、この押し安値戻り高値を抜けることによって、ダウ理論におけるトレンドの定義から外れることになります。

上昇トレンド=「高値が切り上がり、安値も切り上がっている状態」

下降トレンド=「安値が切り下がり、高値も切り下がっている状態」

上記の部分ですね。

図で説明すると

この時点で、トレンドが一旦終了となります。

ただし、この時点ではまだトレンドは発生していません

トレンドが発生するのは

この矢印部分のところですここで初めてトレンドが発生したと言えます。

何度も載せていますが、

上昇トレンド=「高値が切り上がり、安値も切り上がっている状態」
下降トレンド=「安値が切り下がり、高値も切り下がっている状態」

もっちゃん

この状態がそれぞれのトレンドの定義です。常に頭に入れておいてくださいね!

押し安値と戻り高値を抜けた時点での目線はどっち?

そしてここで疑問になるのが、

押し安値・戻り高値を抜けたあとの、トレンドが終わった時点での目線はどうなるの?

ということ。

ここは、今までにダウ理論を使用しているトレーダーさん達を多く見てきましたが、大きく分けて

  1. 目線をフラットにしつつ逆目線を意識する人
  2. 目線をすぐ切り替える

の二つに分かれます。

もっちゃん自身もここは長い間迷いました・・・。

この迷いがあると目線が若干ブレるので、どっちかに決めておきましょう。

もっちゃん

どっちかが正解ということではないので、しっかりと過去チャートで検証を行って各自で決めて下さいね!

FXのダウ理論のよくある間違い?押し安値と戻り高値をしっかり意識しよう!

ダウ理論に関しては多くの情報が出回っていますが、上記のような「押し安値」「戻り高値」の説明がなく、ただ単に

高値と安値が切り上がっていたら上昇トレンド
高値と安値が切り下がっていたら下降トレンド

と説明しているところが多くあります。

画像で説明すると、

この青い波の部分のような場所も下降トレンドと判断するということですね。

確かにここだけをみると下降トレンドのようにみえますが、押し安値を下抜けてない=上目線なので、下降トレンドと判断するのはあまり良い判断とは言えません。

基本的には上図の場合であれば上目線と判断することになります。

ただし、このブログでは何度もお伝えしていますが、FXにおいて絶対にこれが正しい!というものはありません。

今まで説明したことから考えられるダウ理論における転換には大きく分けて三つあります。

人によって判断方法は変わってきます。

どれを使っても正解でも不正解でもありません。

自分自身で検証して、その結果優位性が高いと思える方法でトレードしていくことが大切です。

この記事においてはここまで説明してきた通り、押し安値・戻り高値を抜けることで目線を切り替えて、さらに高安を更新したところでトレンド発生と判断しています。

ダウ理論クイズ

では、ここで少し問題を出してみます。

一番右の時点では上目線でしょうか?下目線でしょうか?

答えは・・・

上目線ですね!

押し安値をまだ下に抜けていない=上目線

ではもう一つ。

これは上目線か下目線かどちらでしょう?

答えは・・・

下目線ですね!

押し安値を下に抜けて戻り高値が発生。戻り高値を上抜けるまでは下目線ということになります。

もっちゃん

正解できたでしょうか?ここは非常に重要なポイントなので、もしわからなかった場合はもう一度記事を見直してしっかりと理解して下さいね!

FXのダウ理論を実際のチャートで確認!押し安値と戻り高値はどこだ?

では、実際のチャートでダウ理論の目線の切り替えをどうやっていくのか問題形式で見ていきたいと思います。

※波の描き方は人によって判断が異なる場合があります。

問題①

まず、下の図は現在上目線と下目線のどちらでしょうか?

答えは・・・

下目線ですね!

ただの下目線ではなく、下降トレンド中です。

問題②

続いてはこちら。上と下どっち?

答えは・・・

上目線です!

戻り高値(青線)を上抜けて、押し安値(赤線)が発生しました。

問題③

ではこれは?

答えは・・・

上昇トレンドですね!

オレンジの高値を越えてきたので、上昇トレンド発生です。この時、押し安値が移動します。

問題④

ではこれは?

答えは・・・

上昇トレンドです!

少し見にくいかもしれませんが、最後のローソク足はひげで抜けているだけです。

ただ、今回は押し安値・戻り高値に関して抜けたと判断するのは、

高値・安値のひげ先を、ローソク足が終値で越えてきたときに、初めて抜けたと見なすようにする

つまり、ひげではなく実体で抜けるのを確認するということです。

下記の画像を見て見ましょう。

左の図は過去のサポートラインをローソク足のひげでしか越えていないので、まだ下抜けたとはみなしません。

右の図は、ローソク足の終値でしっかりと抜けてきているので下抜けたとみなします。

このように判断するかしないかで、目線が大きく変わってきます。

もっちゃん

ひげ抜けで判断するのか、実体抜けで判断するのかはご自身で検証してみて下さいね!

問題⑤

では最後です。これは上でしょうか?下でしょうか?

答えは・・・

下目線ですね!

先ほどのひげ抜けの一つ後の足で、押し安値の下抜けが確定しました。ここでしっかりと下目線になります。

問題は以上になります。

もっちゃん

過去チャートを見てダウ理論を当てはめながら、上目線や下目線、上昇トレンド下降トレンドなどをご自身でチェックしてみてください

FXのダウ理論における波の描き方

上記で、実際のチャートを出しましたが、実は人によって波の引き方はバラバラになります。

波の引き方に「正解」というものはないのですが、ダウ理論を使うにあたっては、一貫した波の引き方が特に重要になってきます。

もし、

もっちゃん

・波の引き方がわからない
・チャートのどこをどう波としてとらえたらいいのか迷う・・・

という方は、波の引き方を以下のnoteで詳しく紹介していますので、ぜひこちらもあわせてご覧になってみて下さい

FXのダウ理論についてのまとめ

以上がダウ理論についてになります。

まとめますと、

ダウ理論のまとめ
  • ダウ理論は相場参加者の多くが意識している
  • 6つの基本法則があり、中でも「トレンドは明確なシグナルが発生するまで継続する」が重要!
  • 押し安値と戻り高値は絶対に覚えるべし!
  • 目線が切り替わったあとは2種類のパターンがあり、どちらかに決めるべし!
  • 実際のチャートを見て経験を積みまくるべし!

ダウ理論は相場の方向を把握するうえで重要な分析方法ですが、あくまでも

公式ではなく法則

です。

これが絶対というわけではないので、ダウ理論を過信せずにしっかりご自身で検証されて、武器にできるようにしていきましょう。

ぜひ何度も見直してダウ理論を身につけて下さいね!

もっちゃん

それでは今回も最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!

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