結局ローソク足なんだよ
こんにちは!もっちゃん(@mottyanda)です!
今回はFXにおけるプライスアクションについて書いていきたいと思います。
プライスアクションは横文字でとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、非常にシンプルかつ相場の本質をつかみやすい分析方法になります。
巷には様々なインジケーターなどがありますが、それを学ぶよりもまず先にこのプライスアクションについて知ることが先決です。
初心者の方にもできる限りわかりやすく説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
- プライスアクションとは?
- プライスアクションの種類
- プライアクションを活かし利益を出す方法
それでは早速見ていきましょう!
FXにおけるプライスアクションとは?
まずは、プライスアクションについての説明をしていきたいと思います。
言葉の意味を先に説明すると、
プライス=値 アクション=動き
はい、そのままの解釈でOKです!
つまりプライスアクションというのは値動きのことで、値動きを分析することによって大衆心理に相場の状況を判断しトレードしていくことになります。
当たり前と言えば当たり前ですが、インジケーターばかり見て、値動きを見ていない人が非常に多いです
様々なインジケーターも、値動きから算出されたデータで視覚的に作り上げられたものになるので、値動きがわかればインジケーターも必要がなくなります。
値動きを分析するプライスアクションで使うもの、それがみなさんのチャートにも必ずと言ってよいほど表示されている「ローソク足」になります。
プライスアクションを知る前に、まずはローソク足を理解しておきましょう!
ローソク足は世界中のトレーダーが注目しているので、このプライスアクションを学ぶことで、相場の値動きをしっかりと捉えることが可能になります。
酒田五法との違いは?
プライアクションに似ている「酒田五法」と呼ばれる日本発信の分析方法があるのをご存じでしょうか?
日本の多くのFXの本などで紹介されている、この酒田五法というローソク足を使った分析も有名です。(明けの明星や宵の明星など)
ただ、酒田五法は日本発信というだけあって欧米などではあまり使われていません。
相場は主に、欧州勢や米国の機関投資家などが動かしているので、欧米の投資家が利用しているプライスアクションを分析方法として使う方が効果的になります。
酒田五法は、為替よりも株などの取引に適しているみたいだよ!
FXのプライスアクションの種類
プライスアクションには様々な種類のものがあります。
ですが、全部覚える必要はありません。多ければ多いほど迷いが生じますからね。
ここでは、プライスアクションの中でも特に世界中のトレーダーが意識している重要なものだけに絞って説明させていただきます。
それは以下の5つになります。
- ピンバー
- 2バーリバーサル
- インサイドバー
- アウトサイドバー
- エンゴルフィンバー
一つずつ説明していくので、ぜひ覚えて帰ってくださいね!
①ピンバー
まず始めに「ピンバー」ですが、ピンバーという名前はピノキオの鼻の形に似ていることから由来しています。
ピンバーは相場の転換点を最速で表すプライスアクションになります。
ローソク足の実体よりもひげが3倍以上長いものを主にそう呼び、チャート上でもよく出現する反転のパターンです。
3倍以上というのはおおよその目安であり、絶対ではありません。トレーダー達が「これはピンバーだな!」と思えるようなローソク足を確認することが大切です。
ピンバーのローソク足から読み取れる心理は、売り(買い)が入った後、逆方向への強い否定の動きが入ったということ。
単純にそれだけ逆方向への圧力が強いということですね。
ピンバーの使い方
ピンバーの使い方として例を挙げてみますと、レジスタンスやサポートラインでの出現で反転の動きを狙うパターンがあります。
図のような感じに、サポートライン上で一度下抜けた後に長い下髭を出して上昇。
根拠が重なっているのもあり、比較的高確率で反転していくことが多いです。
どのプライスアクションもそうですが、必ず他の根拠と重ねてトレードすることをおすすめします。
②2バーリバーサル
2バーリバーサルというのは、実はピンバーと意味合いが同じなのですが、二つのローソク足を合わせるとピンバーになります。
2バーリバーサルもピンバーと同じように相場ではよく出現します。
反転のサインになるので、サポートやレジスタンス付近で現れると逆方向へ動く可能性が高まります。
③インサイドバー(はらみ足)
インサイドバーは別名はらみ足とも呼ばれていて、前のローソク足の中に次のローソク足がすべて入っている状態のことを言います。
インサイドバーはいわゆる前の足の中での値動きで、値幅が狭くなっているレンジと言えます。
レンジの戦略と言えばレンジブレイクですよね?つまり
前の足の高値や安値をブレイクしたらロングやショートを狙えるということです。
プライスアクションを利用すれば、2つのローソク足の組み合わせだけでレンジと判断することが可能になるのです。
④アウトサイドバー
アウトサイドバーはインサイドバーとは逆で、一本目のローソク足を2本目のローソク足がすべて包み込んでいる状態のことを言います。
二本目の足が前の足を包み込むということは、それだけ強い逆方向への売買が行われたということ。
つまりアウトサイドバーは反転のサインとして使われ、チャート上でも非常によく出現します。
ダウ理論で見ても反転のシグナルに!
また、このプライスアクションが強い反転のサインだという根拠が他にもあり、それはダウ理論でみても下向きの目線になるからです。
図で説明すると
2本のローソク足の値動きを黒線で表してみたのですが、押し安値を下抜け、このあと直近の安値を下抜けることによって下降トレンドが発生します。
ということで、アウトサイドバーが出現した後は直近の安値を更新したポイントでエントリーすることで優位性の高いトレードが可能になります。
もちろん、上位足のレジスタンスやサポートなどを根拠にしましょう。
⑤エンゴルフィンバー
最後のエンゴルフィンバーですが、名称をあまり聞いたことがない人もいるかもしれませんね。
上記のアウトサイドバーと同じような内容なのですが、前の足の安値(高値)を次の足の終値がしっかりと抜けている状態のことを言います。
終値が前の足の高値安値を超えてきたということは、前の足の値動きを完全に否定したという事実がこのローソク足から読み取れます。
エンゴルフィンバーも反転のプライスアクションとして利用されるので、今まで紹介してきたプライスアクションと同じように、サポートやレジスタンス付近で出現した場合に反転する可能性が高くなります。
アウトサイドバーとエンゴルフィンバーの違い
アウトサイドバーとエンゴルフィンバーの違いが少しわかりにくい方もいると思いますので、補足説明をしておきたいと思います。
- アウトサイドバー⇒前のローソク足をすべて包み込んでる
- エンゴルフィンバー⇒前の足の高値安値を次の足が終値で抜けている
エンゴルフィンバーは、終値で前の足の高安を更新しているだけで、アウトサイドバーのようにすべてを包み込んでいるわけではないということ。
終値で前の足の高安を更新していて、さらにすべてを包み込んでいる状態はアウトサイドバーとして捉えるほうが良いと思います。(上図右)
また、アウトサイドバーとエンゴルフィンバーは「つつみ足」や「つつみ線」とも呼ばれています。
もっちゃん自身はつつみ足やつつみ線の方が呼びやすくて、こちらをよく使ってます。
プライスアクションについてのまとめ
以上がFXにおけるプライスアクションについてになります。
まとめますと
- 値動き(プライスアクション)を意識することによってトレーダーの心理がわかる
- プライスアクションの中でも重要な5つを利用し、相場の反転などを最速で判断できる
ということでこの記事では、プライスアクションの基本的なことを紹介してきました。
実際のチャートで、これらのプライスアクションがどのような場面で出現するかを確認してみて下さい。
特に、重要なレジスタンスやサポート付近での動きを見ると様々な気づきが得られると思います。
ということで、今回は以上になります。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
コメント