みんな大好きチャートパターン!
こんにちは!もっちゃん(@mottyanda)です!
フラッグとペナントって知っていますか?チャートパターンの中でも比較的有名なものです。
この記事では
・フラッグとペナントって何?
・どうやってエントリーすればいいの?
・フラッグやペナントを使う際の注意点が知りたい
このような悩みを解決しますよ。
この記事を読めば、フラッグとペナントのことが理解でき、実際にどのように使えばよいのかがわかるようになりますよ。
- フラッグとペナントについて
- フラッグとペナントのエントリーの方法
- フラッグとペナントを使うにあたっての注意点
この記事では上記のように、フラッグとペナントについてそれぞれのエントリーパターンや、使う際の注意点について説明しています。
最後まで読むことによって、フラッグとペナントを使いトレードを有利に行えることができるようになるはずです。
それでは早速見ていきましょう!
FXのフラッグとペナントとは
フラッグとペナントについて説明していく前に、チャートパターンについて軽く説明しておきたいと思います。
チャートパターンについて
チャートパターンというのはチャート上に現れる形のことで、意識してチャートを見ると、いろんなところに現れているのが分かると思います。
FX初心者の方でも比較的扱いやすいテクニカル分析の一つです。
もっちゃんもFXを始めた頃はめちゃくちゃチャートパターンをチャートから探してましたよ!
その中でも、フラッグとペナントは比較的有名なチャートパターンになります。
また、チャートパターンの中には大きく分けて以下の2種類があります。
- トレンド継続のチャートパターン
- トレンド反転のチャートパターン
トレンド継続のチャートパターンというのは、トレンド発生後にいったん調整の動きが入る場所でできる形になります。
トレンド反転のチャートパターンというのは、相場の天底になりそうな場面で発生しやすい形になります。有名なのがダブルトップとダブルボトムです。
今回説明するフラッグとペナントというチャートパターンは、トレンド継続のチャートパターンになります。
ということで、ここからフラッグとペナントについて説明していきますね!
フラッグとは
フラッグは上記の図のように旗の形をしているチャートパターンです。
- 上昇トレンド中に現れるのが上昇フラッグ
- 下降トレンド中に現れるのが下降フラッグ
上昇フラッグは高値と安値を切り下げつつ、右肩下がりのななめのライン(別名:チャネルライン)が引けて、最後に上にブレイクしていく形です。
下降フラッグはその逆ですね。
レンジというのは一般的にブレイクしたら伸びることが多いですよね?それと同じような感じです。
フラッグはななめのレンジという風に考えるとわかりやすいと思います
フラッグはトレンド中に発生するので、今までの流れとは一旦逆の方向に動きます。なので、安易にショート(ロング)をすると痛い目にあうので見極めが必要になってきます。
ペナントとは
ペナントは上記の図のような三角形のチャートパターンです。フラッグと同じように旗の形にも見えます。
ペナントは優勝旗という意味でもあるんだよ!
- 上昇トレンド中に現れるのが上昇ペナント
- 下降トレンド中に現れるのが下降ペナント
ペナントもフラッグと同じようなトレンドの途中にできる継続のチャートパターンですが、先が徐々に狭くなっている形になります。
高値を切り下げ、安値を切り上げていき値動きが小さくなり、最後に一気にトレンド方向へブレイクしていく流れになります。
エネルギーを溜めて一気に放出するイメージだね!
フラッグとペナントの違い
フラッグとペナントはどちらも継続のチャートパターンで、トレンドの途中で発生します。違うところとしては、もちろん形はそうですが、高値と安値を切り上げるのか切り下げるのかというところ。
ペナントは高値も安値も切り上げ下げしないので、方向がはっきりするまで待つことができます。
フラッグ(例:上昇フラッグ)の場合は、安値を切り下げていて、逆方向に動いているのでどうしてもショートエントリーしたくなったりします。
また、損切りの位置など決済の位置も違ってくるので注意が必要です。
どちらにしても、しっかりとフラッグやペナントを見極めることが大事になってきます。
落ち着いてチャートを見よう!
フラッグのエントリーパターン3種類
では、みなさんきっとお待ちかね(?)のフラッグとペナントを使ったエントリーの仕方を紹介していきたいと思います。
今から紹介するのは一般的なフラッグを利用したエントリーの方法です。
もちろんどれが正解というのはなく、相場のそのときの環境によって機能しやすい、しにくいがありますので、リアルトレードをする際には過去検証をしっかり行ってから、使えそうだなと思うものを使うようにしましょう
ではまずは、フラッグからです。
フラッグのエントリーパターンは全部で3つ。
- フラッグブレイクエントリー
- フラッグブレイク後の押し戻りエントリー
- フラッグ内のラインからのエントリー
それぞれメリットやデメリットがありますので、一つずつ紹介していきます。
①フラッグブレイクエントリー
フラッグのブレイクエントリーは、斜めのレンジを抜けた緑〇のところでエントリーします。
損切りの位置は直近安値のオレンジの位置が一般的です。
ただ、ブレイクエントリーにはデメリットがあって、
デメリット:損切り幅が広くなり、ダマシですぐフラッグ内に戻ってくる
ブレイクエントリーは、抜けたけどひげを出して再度戻ってくるというダマシになる可能性もあります。
また、どうしても損切り幅が広くなりやすいので、利確目標をある程度遠い位置においておきましょう。
最低でも、リスクとリワードが1:1以上になるくらいの位置に利確の位置を設定することをおすすめします
実際のチャートで確認
では、実際のチャートでフラッグのブレイクポイントを見てみましょう。
上昇トレンド中に、上下2点ずつの高値安値ができたことによりフラッグが発生。
上にブレイクしたタイミングでエントリー(緑〇)できますね。
②フラッグブレイク後の押し戻りエントリー
次のエントリーパターンは、フラッグをブレイクした後の押し戻りを待ってエントリーする方法です。
この方法のメリットとデメリットは
ブレイクエントリーと違い抜けたのを確認するので、ダマシに合いにくく勝率が高くなるのがポイントです。
また、損切りの位置に関しては押し戻りが入ったところの近くに置くか、フラッグの一番下に置くかの2パターンあります。
近い場合は損切り幅が小さいけど、その分損切りになりやすく、逆に遠いと損切り幅が大きいけど損切りになりにくいので、そこは自分に合ったほうを選びましょう。
ここは人によって分かれると思います。しっかり検証してね!
実際のチャートで確認
では、実際のチャートでフラッグの押し戻りの場面を見てみましょう。
少し見えにくいかもしれませんが、フラッグを抜けた後に上限付近でローソク足の十字線ができて反発しています。
ローソク足の十字線(反転のサイン)が出た後にエントリーするのは根拠が重なるのでいいですね!
③フラッグ内のラインからのエントリー
3つ目はフラッグの一番底(天井)からエントリーするパターンです。
メリットとデメリットとしては
このパターンだと、損小利大になるのでトレードとしてはかなり良いのですが、上図のように緑〇の位置だとまだフラッグを抜けていない状態なので勝率は下がります。
ここでできるだけ勝率を上げるには、マルチタイムフレーム分析を行い短期足を見てエントリーするのがおススメです。
あとは、フラッグの底や天井の位置が上位足のサポートやレジスタンスと重なっているとさらに根拠が重なるので勝率もアップしレートが伸びやすくなります。
実際のチャートで確認
では、実際のチャートで見てみましょう。
フラッグ上限3点目で反応した後の陰線発生あたりで入れますね。
ということで以上の3つがフラッグのエントリーパターンになります。
この中で一番オススメのパターンとしては、②の抜けた後の押し戻りを待つエントリーです。他の二つよりも難易度が低く勝率も高めです。
他の二つも状況によっては使えると思うので、要検証です!
ペナントのエントリーパターン2種類
続いてはペナントのエントリーパターンを2種類紹介していきます。
- ペナントブレイクエントリー
- ペナントブレイク後の押し戻りエントリー
一つずつ見ていきます。
①ペナントブレイクエントリー
フラッグと違って、ペナントに関してはエネルギーを溜めているようなチャートパターンなので、抜けると一気に伸びていくことが多いです。
損切りの位置は一番直近の安値高値付近です。
実際のチャートで確認
では、実際のチャートで見てみましょう。
ペナントを抜けると一気にブレイクしていますね。勢いの強い長い陽線が出ています。
②ペナントブレイク後の押し戻りエントリー
続いてはペナントブレイク後の押し戻りを確認した後にエントリーする方法です。
このパターンもありますが、基本的にペナントはブレイクするとそのまま伸びることが多いので、こういうパターンもあるということを頭に入れておく程度でよいでしょう。
気になる方は過去チャートで検証してみてね!
実際のチャートで確認
では、実際のチャートで見ていきましょう。
こちらは、比較的きれいに戻りが入ってますね。緑〇あたりでエントリーできます。
ということで、ペナントのエントリーパターンは以上になります。
フラッグとペナントを使うにあたっての注意点5つ
ここまでフラッグとペナントについてお伝えしてきましたが、これらを使うにあたっては、いくつか頭に入れておかないといけないことがあります。
- トレンドの流れを必ず意識しておく
- 長期足の環境認識をした上で使う
- 相場を虫の目で見ない
- フライングエントリーしない
- 損切りは確実に入れる
- リアルトレードをする前に過去検証を必ず行う
一つずつ見ていきます。
①トレンドの流れを必ず意識しておく
フラッグとペナントは継続のチャートパターンです。
トレンドが継続するときに発生するので、今までのトレンドの流れに沿った目線でエントリーすることが絶対条件となります。
ここをついつい忘れがちになる人もいるので要チェックだよ!
②長期足の環境認識をした上で使う
チャートにはいろんな時間足を表示できます。それにともなって、人それぞれ見ている時間足が違ってきます。
FXをやるにあたっては、自分が見ている時間足より上の時間足を見て、今がどういう状態なのか?というのを確認しておかないといけません。
自分がフラッグやペナントを判断する時間足よりも上の時間足をしっかりとチェックして、チャートの流れを意識しておきましょう。
③相場を虫の目で見ない
フラッグやペナントのことを理解して、さぁチャートみよう!
と思ってずっとチャートを見ていると、チャートのあらゆる場所でフラッグやペナントが見えてしまい、いつの間にか無理やり探してしまっていて、それ自体に気が付かなくなってしまう恐れがあります。
相場を虫のような目で見ずに、パソコンの画面から少し離れて見るなどして、そこにこだわりすぎないようにしましょう。
④フライングエントリーしない
フラッグやペナントのようなチャートパターンは、形が出来上がって初めてチャートパターンになります。
チャートパターンができる前にエントリーすると、結局チャートパターンにならずに終わることがあります。
チャートパターン発生前にエントリーすることも不可能ではないですが、難易度が高いのでかなり検証作業が必要になってきます。
FX初心者の方はチャートパターンをしっかり認識してからエントリーをするようにしましょう
⑤損切りは確実に設定する
今回の記事で、フラッグとペナントについてのエントリーポイントと損切りのポイントをお伝えしました。
損切りに関してはどのようなエントリーでも必ず設定するべきものなので、今回の記事を参考に損切りは忘れずに設定しておきましょう!
損切りしない、ダメ、ゼッタイ!
⑥リアルトレードをする前に過去検証を必ず行う
どんなチャートパターンや手法を使うにしても、過去検証は絶対に必要になります。
しっかりと過去検証を行って、これはいける!と思ってからリアルトレードに移行するようにしましょう。
単純にフラッグやペナントが出てたからエントリー!というやりかたで勝てるほどFXは簡単ではありません。FXで勝ち続けるには、どれだけ検証したかによるといっても過言ではありません。
でも、あんまりここで言うのもあれですが、検証作業ってなかなか面倒くさいんですよね・・・。
もっちゃんもいまだに検証は面倒くさいって思ってます
フラッグやペナントの波の引き方
ここまでフラッグやペナントについて説明してきましたが、いざ実際のチャートを見るとどこにどう波を引いていいかわからない時がありませんか?
もし
・波の引き方がわからない・・・
・いつもチャートのどこをどのように波としてとらえたらいいか迷う
という方は、波の引き方を以下のnoteで詳しく紹介していますので、ぜひこちらもあわせてご覧になってみて下さい。
FXにおけるフラッグとペナントのまとめ
それでは、最後にもう一度まとめておきましょう。
- フラッグとペナントは継続のチャートパターン
- 基本的なエントリーパターンはフラッグが3種類、ペナントが2種類
- エントリー時の環境認識や検証もしっかり行ってから使うようにする
ということで、今回はフラッグとペナントについてでした。
シンプルですが、チャートパターンは多くの人が意識するテクニカル分析の一つです。
トレードを有利に行えることができるのでぜひ、検証して使ってみて下さいね。
それでは今回も最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
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